※ この記事は Unreal Engine (UE) Advent Calendar 2025 シリーズ2の12日目の記事になります

この記事の内容はプールを舞台に競泳シーンを作りたいというのを,1日で何とかなるかチャレンジしてみたものです.実用度的にはネタ記事ですが,つまづいた点やこのプロセスを改善した方が良いのでは?と振り返るための備忘録になるかもしれません.
期日に間に合っていないため工事中です.すみません.
用意したもの
- Mocopi (デスクトップ版想定,またはBVH出力できる任意のモーキャプ)
- ベッド・布団(クッション性が高く振動や防音等に強いと考えたいもの)
- インクライン・デクラインベンチ
- 飛込(キケン)・背泳飛込(キケン)・4泳法に対応する主役アイテムです.

- Unreal Engine 5.7.1(執筆時最新ランチャー版)
- VRM4U (BVHを扱うのにも使えます.)
Mocopiとは
Mocopiは2023年の冬ごろ発売された,いわゆる慣性式モーションキャプチャです.
これまではモバイル端末の対応がメインで,PCで使うには少し調整が必要でしたが,デスクトップ対応や2セット同時利用可能化,新型ソフトウェアの発表などがあり,現在ではデスクトップでの12点トラッキングができるようになっています.
制作・開発に使う | モバイルモーションキャプチャー mocopi | ソニー
モバイルモーションキャプチャー mocopi(モコピ)の商品ページです。
今回は新しいソフトであるXYN をつかった12点(手を重点)で撮影しました.
撮影したいモーション
水泳のゲームを作る想定で,バリエーション違いを除いたとき,泳法上で考えられる必要そうなモーションは次の通りです.
- バタフライ(Fly)
- 背泳ぎ(Ba)
- 平泳ぎ(Br)
- クロール(Fr)
- ターン(Fly→Fly,Ba→Ba,Br→Br,Fr→Frの4種と個人メドレーのFly→Ba,Ba→Br,Br→Frの3種)
- スタート(飛び込み,Baの背面スタートの2種)
- 潜水(Fly,Ba,Br,Frのスタート・ターン後の水中動作4種)
このうち,クイックターン系の動作が入るターンに関しては自宅でのモーキャプでは難しい点が多いですが,ターンを伴わない50m種目や200mのリレーなどは自宅モーキャプだけでもなんとかなる可能性があります.
今回はバタフライと背泳ぎの種目に着目し,スタートとメインの動作をとりあえずモーションキャプチャすることを目指しました.
Mocopiでの撮影
バタフライ

ベンチを使って泳ぐ姿勢をキャプチャします.
背筋力に自信があればベンチを下り坂にして足を浮かせるとキックが撮りやすい可能性があります.
背泳ぎ
飛び込み


背泳ぎ飛び込み
BVHをUEにインポートする
執筆中
余談
こちらのモーションは第24回ぷちコン「スピード」で使用するために撮影されましたが,当時は更新されたリターゲッタの設定がわからなかったため,応募作品には一切使われませんでした.


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