Character再定義

この記事は約5分で読めます。

Lyracielでメインキャラクターとなる4人のキャラクターのラフ案を詰めていく.

まず結論から.メインのキャラクターの特徴と名前はこの4人で行きたい.

名前しらべかなでみやびつむぎ
AlphabetShirabeKanadeMiyabiTsumugi
漢字調
髪色青系~水色系桃色~薄紫系緑系~浅葱色黄色~橙
濃い赤紫青紫やや赤目の紫薄紫
体格並みやや良いやや華奢やや背が低い
RPG役割戦士・前衛騎士・前衛狩人・斥侯魔法使い・後衛
武器双剣・両手武器片手剣・盾銃・弓・軽量武器杖・槍

性格やキャラクター同士のからみ,詳細なキャラクターデザインはこの段階で決めるのは難しいので,役割ベースで考えました.

IslandProjectとして考えていたころは,もともと6人いて役割やキャラクターの描き分けが難しく,特に6人だと2人を結ぶ関係性が6C2で15通りできてしまうことや,さらに3人組なども含めると複雑化してしまうという扱いにくいポイントがありました.

また髪色も中期はRGBCMYを担当させようと思っていましたが視覚的に青系がやや被るのと,個人的に赤や黄色が扱いにくかったのもあって4人に絞り,色のバランスも整理することにしました.

命名のやり方としては,「しらべ」と「かなで」については名前としても気に入っていたので,この2人を軸に再考しました.もともと音楽や詩が共通点としてあったので,そこから呼び分けなどを考慮して全員が三文字になるようにしました.さらに,しらべ,かなではともに○○●゛という構造になっていたので,これに合うような名前を探したところ,「みやび」という名前を思いつきました.みやびを緑担当に当てたので,黄色の魔法使いに合うような名前を考えることになり,三文字目がイ段終わりになっている名前と対にできるような条件にぴったりだったのが「つむぎ」でした .

もともとは某カスメから始まって,VRoidStudioBetaそしてVroid正式版とキャラクターの設計の世代を経てきましたが,一人のキャラクターならまだしも,グループの一員としての役割設定づくりには苦労させられていました.特に命名はなんかしっくりこなくて悩んでいた部分でもあるので,今回でようやく落ち着けたかなという感じです.

初期は左から栞(しおり)」(赤),「詠(よみ)」(紫),「「奏(かなで)」(桃),「調(しらべ)」(水),「響(ひびき)」(緑),「詞(つかさ)」(黄)の6人.
最初期から残ったのはしらべとかなでだけになってしまった.真ん中の二人に対して,左2人は後輩,右二人は先輩という位置づけ.

RPG的な役割はしらべとかなでは変わらず,栞は魔法使い,詠は忍者,響はガンナー,詞は重騎士をイメージしていました.

今見ると,見た目的にもキャラクターの要素は担当は変わっていてもこの時点である程度原型がある気がする.

VRoid Betaで作ったモデル.左から「詠(よみ)」(紫),「栞(しおり)」(赤),「奏(かなで)」(桃),「調(しらべ)」(水),「響(ひびき)」(緑),「詞(つかさ)」(黄)の6人.

この時はいわゆるVRoidBeta臭さを消すことができず,当時はプリセットもなかったので,とても苦労した思い出.

VRoid正式版時代のモデル.左から「詠(よみ)」(紫),「編(あみ)」(赤),「奏(かなで)」(桃),「調(しらべ)」(水),「響(ひびき)」(緑),「詞(つかさ)」(黄)の6人.

「ヨミアミ」でついになっていた方が姉妹感があっていいかなと思って名前が変更された.

この世代の詠モデルはぷちコンなどの作品でも活躍して,このブログの記事になっている制作でもそこそこ出番がありました.詠以外は正直そこまで出来が良くなく,キャラクター同士の関係性はあいかわらずうまく発展させられなかったけれども,モチベーション的な意味でこの詠モデルは今に続く流れに大きくつながっていそうです.

旧ロゴ時代後期のモデル.左から「詠(よみ)」(青),「編(あみ)」(黄),「調(しらべ)」(水),「奏(かなで)」(桃),「響(ひびき)」(緑),「詞(つかさ)」(赤)の6人.

髪色をRGBCMYに対応させた世代で,しらべがC担当,奏がM担当となったので,詠はB担当になり髪色が青色に変更.また詞はアネゴ系イメージ,編は比較的おとなしいイメージだったので,2人の髪色を入れ替えた.響は寡黙なスナイパーのイメージでこれまでよりややおとなし目に.

これまで悩んでいた編のキャラクターデザインがしっくり収まったが,逆に先輩組のキャラクター付けに悩んでしまった.また詞のつかさよみも綾辻リスペクトなのだけど,どうなんだろうと疑問に思ったので,先輩組2人は命名を再考しようと思った時期です.また,ヨミアミも2文字だと若干呼びにくいことがあって,キャラクターをどうしようか行き詰ってしまい,この世代はキャラクターモデルはあるもののあまり製作としては進んでいませんでした.

ここから新ロゴ時代,画像はUnrealQuest5の提出作品で画像は左から「調(しらべ)」(水),「奏(かなで)」(桃).ひとまずキャラ案がほぼ確定している2人から出していこうという方針でした.

ここから,メインキャラクターがしらべになっていきます.まぁもともとそのはずだったのですが,初期モデルは詠の方が出来が良かったので役割を奪われていました.新ロゴ時代でデザインが安定してきたこともあって晴れて主役の座を取り戻すことになります.

残りのメンバーは刷新して2人に統合,「紡(つむぎ)」(黄),「詞(みやび)」(緑)の2人.

みやびは役割的には詠と響のハイブリッドみたいなタイプで構成.響からはガンナーとしての役割を継承.髪色は詠の瞳と髪色を入れ替えたものベースでもあるけれど,髪型のイメージは最初期の響の要素も入っている.詠が持っていた忍者的役割や調の後輩ポジションというのも引き継ぎ,RPG的には狩人に近いポジションになった.

つむぎは編から髪色と役割を引き継いでいるけれども,詠が持っていた少女感を担わせたい狙いもあったりする.髪色は編の白黄色よりかは橙要素がある印象なので,そういう意味では最初期の詞的要素も継承できたかもしれない.

かなでも,詞の重騎士要素や髪型などを引き継ぎ,先輩ポジションがなくなったことで相対的にまとめ役的な立ち位置も継承することができた.

そんな感じで,Lyracielで活躍させたい4人は,元の6人の要素を再配分して再構築することで,いままで自分の中で考えてきた要素を有効活用しつつ,さらにキャラクターの性質を引き出すことができるデザインにできたと思います.

コメント

タイトルとURLをコピーしました