VRoidベータ版で作ったキャラクターたちを正式版で作り直した.
VRoid正式版が出たのは2021年の10月末だったが,その時にキャラクターを作った時の備忘録.
ベータ版と違い白基調のUIで当初はダークテーマも?な感じだったのが懐かしい.
ベータ版ではキャラクタのデザインなどは1から考える必要があったが,正式版ではかなり充実したプリセットがそろっている.髪の毛のプリセットは特に便利で複雑な髪形をいちいちペンで引かなくてもある程度再現できるのはうれしい.これによりモバイル版のようにプリセットを選んでいくだけでもキャラクターが作れるため,デザイン力がない人でもキャラメイクを楽しめるようになっている.
またベータ版のキャラクターをコンバートして編集することもできる.
ただ,正式版とベータ版ではモデルが違うため,完全に同じようになるわけではないらしい.またテクスチャの設計思想がどうも異なるようなので,デフォルト同士でも下図のようになじまないことがある.
ベータ版のテクスチャは描きこみがそれなりにされていて,そのままでもフィギュアっぽい質感になっている.言い方を変えると,VRoid臭がするマテリアルで,これをなくしたい場合は自分で調整を加える必要があった.
一方で正式版のものはかなりプレーン,フラットな印象でアニメキャラや昨今のVTuberに近い質感にデフォルトの状態でなっている.元が薄味な分カスタマイズによって広げやすいということでもあるだろう.
ということで,テクスチャなどのカスタマイズをそれほどしていない場合,正式版らしく作り直す場合はベータ版の修正よりもこれをもとに1から調整しなおした方が完成度を高くできる.VRoidは複窓することができるので,並べてパラメータを参考にしながら正式版での再現を進めていった.
そして完成したアバタがこれ
新Yomu(詠).テカリ感がなくなった分,ラインを強くすればアニメ表現にも適していそうな客ターとなった.ちなみにこのキャラクターはVRM4Uを使ってUE5EAにインポートし,アンリアルクエスト2にも用いた.
そのほかのキャラクターも同じように作り直してみた.髪の毛などはすべてプリセットから選択.
手書きをやめてしまった分唯一性は失われてしまったが,整いを得た.技量を身に着けて両立できるようにしていかなければ.
ベータ版で苦戦していたポニーテールもありがたいことに元から入っている.
またアクセサリのメガネはフレームの形や太さ長さを調整でき,安易にメガネキャラが欲しいときにも手軽に実現できる.
そんなこんなでベータ版で作っていたキャラクターたちは無事,正式版バージョンにすることができた.
・・・今見るとどっちもいまいちなような気がする.顔の質感は下のほうが良いのだけど,髪型をプリセットだよりにしてしまったせいで個性が抜けてしまったのかな.
キャラクターづくりはテクスチャ力と髪型デザイン力が試されて難しい.
機会があればまた再調整,再挑戦しようと思う.
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