第24回ぷちコン テーマ「スピード」作品名:「水のSpeedStar??(予告編)」

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2025年7月18日から2025年8月31日までの期間に開催されていた,第24回ぷちコン テーマ「スピード」に作品「水のSpeedStar??(予告編)」で参加しました.

こちらのイベントは,Unreal Engineを使ったゲーム・映像作品のイベントで5分以内の作品動画が対象のコンテストです.毎年春と夏にの年2回開催されており,私は今回の参加で8回目になります.(第16-23回,第20回はゲームジャムのメンバーとして).

公式サイトはこちらです.

第24回UE5ぷちコン|株式会社ヒストリア

また今回はジャムにも出ています.

第24回ぷちコン テーマ「スピード」作品名:「Tsumujikaze」by TEAM つむじかぜ
2025年7月18日から2025年8月31日までの期間に開催されていた,第24回ぷちコン テーマ「スピード」のサイドイベントして開催されていたゲームジャムで,TEAM つむじかぜとして作品「Tsumujikaze」で参加しました....

応募作品動画

本当はゲームを作る予定だったのですが,アセットづくりに全力を出し過ぎてしまい,ゲームロジックが全く思いつかなかったので今回は動画作品になりました.ちなみに25秒の動画なので映像編でもこの本編でも本来はレギュレーション違反になります.

が,びっくり紹介枠として紹介されました.ほぼ動画のインパクトが勝負でした.

制作

製作経緯

開始時点で考えていたのは次の3つでした.

  • トランプのスピード
    • すべりこみ2日賞の題材としてなにかありそう
  • アイドルのスピード
    • SPEEDのWhiteLoveのPVパロディみたいなものができないか?
  • 競泳のゲーム
    • メドレーリレーのレースゲームみたいなのが作れないか?

トランプの方は元から短期決戦想定だったのでそちらは特に内容を考えていなくて,後者2つの案から内容を詰めていくことになりました.

ここでアイドルでも競泳でリレーを題材にするにしても4人組が必要です.

グレイマンでもよかったのですが,自作のキャラクターがいるのでこれを使おう,というところまではすんなり決まったのですが,問題があり,当時はまだLyraciel(個人製作)の4人組が決まっておらず,2人しかつかえるキャラクターがいない状態になってしまいました.名前や設定なんて後から決めればいいのはそれはそうなのですが,自分の主義的に文字通り命名することによってキャラクターが生きるという感覚を持っているので,チーム名や名前が決まっていないことが製作の大きな壁となりました.

結局,このぷちコン期間の間にキャラクターの名前を決めきることはできなかったので,時間の都合もあり,製作を進めていたプールアセットを使ってかつ短期間,ロジック構想もない状態でできるものはないかと苦し紛れに出てきたのがこの作品になります.

シーン作成

今回はWaterプラグインを使ったのでそれをアピールするため,最初に水中からのカットを入れました.水中から電光掲示板にカメラを動かすことで水泳の大会であるような印象付けを行うことを狙っています.

続いてなめるように出場者を紹介するようなショット.ここは実際の大会なら所属や選手の紹介が入るところですが,特に名前を呼んでもお辞儀したり手を振ってくれるようなモーションを導入する余裕がなかったため,動かなくても問題ないように,レース名をアナウンスするだけの簡潔な紹介ショットにしました.ここでせっかく作った入れた観客席や観客の動作が一応はいるように設定しています.

(今気づいたけど観客席の出口はいち間違えて浮いている・・・)

飛び込みのシーン.今回飛び込みの構えに移行するモーションなど当然用意されていないので,気を付けから構えに移行するシーンは主観にすることで,モーションの移行シーンをごまかすことにしています.また,これから飛び込むぞという構えを主観的に印象付けられるかなという効果を一応狙った面もあります.

スタートシーン.モーションがないので,水に飛び込むことはできません.

となれば空中に飛ぶしか選択肢はなく,これが決まった時点で水泳場の天井は撤去されました.

また,飛び込みの構えから飛行中の動作に移行する必要があり,この遷移をごまかすことも課題になります.今回は爆発エフェクトで強引にキャラクターを隠し,そのスキにジャンプのポーズと入れ替えるという作戦をとることにしました.主観視点シーンの間にスタート台の下にAポーズキャラクターを移動させており,スタートの合図とともに出現させるエフェクトで隠したスキに,構えキャラを隠して,Aポーズキャラをスタート台の下から勢いよく飛び出させるようにしています.

なので今回はキャラクターのポーズは,キャラ紹介と飛行中の気を付けposeと,飛び込み構えの2種類しかなく,これをリターゲットも駆使しつつ各キャラクター用の2種類を作っただけで,あとはすべてTransformの調整とVisibleのONOFFだけで何とかしています.

「見せたくないものは映さない」をつかって強引にまとめました.爆発とカメラの急回転でとにかくインパクトと勢いが与えられれば何とかなるだろう言うねらいです.

最後は露出を上げて画面全体を白く転換させてMovieEndです.文字はWidgetで作成しましたが,Movie Render QueueでWidgetを出す方法がわからなかったため,提出作品では編集画面上のスクリーンショットを使って差し替えています.

反省点

テーマはよかったのだけど,キャラクターの名前が決まらないと出せないよ~で一か月も悩むことになるとは思いませんでした.もう少し早く4人組を決められていたらゲーム作品として出せたかもしれないし,PVパロディも作れたかもしれない.

そういう意味では自主制作プロジェクトLyracielでキャラクターの設定を決定することができたので,今後の制作では,キャラクター設定に迷うことなく進められるはず.

あといい加減ギリギリ勢も卒業しないと,それかせめて新設の2日賞を狙うかしたいです.年がたつにつれ徹夜の体力がなくなってきているため,単純に体力的にしんどくなってきてもいます.

また,例によって短期間製作だとあたらしい機能に触れる機会が少なくなってしまうので,学習イベントとしてあまり使えていないという課題もあります.

次の25回は自分にとってちょうど開催10回目のぷちコン(16回からなので)のはずなので,技術面でも発想面でもインパクトのあるいい作品を作れるように,頑張りたいと思います.余力があれば3月もジャムに出てみようかなと思います.

利用素材 ・ 参考サイト

Mixamo

観客のモーションに利用しています.

フリー効果音 On-Jin ~音人~
フリーの効果音(SE)、ジングル、ボタン音など、mp3の音声素材を公開しています。

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無料効果音で遊ぼう!
ここは動画・音楽・ゲーム・演劇・その他の、いろんな作り手さんたちをフリーの効果音素材やソフトの使い方などで支援しているサイトです。

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